NPO法人国際アロマコラージュ療法協会

宇都宮市 ☎050-5897-2957

 

大学の研究室を拠点とする支援活動 

開発者である理事長は、栃木県内の大学に籍を置く、心理学とアロマセラピーを専門とする教育研究者でした。2009年にアロマセラピーを媒介とする心理的支援を始めました。心理療法とアロマセラピーを融合したアートセラピー・アロマコラージュ療法®を考案したのは、ちょうどその頃、2009年7月でした。

 

2009年12月にアロマコラージュ療法の効果を明らかにする研究を開始。2010年から一般の方向けのワークショップと並行し、教育委員会やスクールカウンセラーなどと連携しながら、不登校の子どもたち、障がい児の保護者などへのアロマコラージュ療法®を用いた支援活動を始めました。

 

開発後まもない2011年に東日本大震災が発生。ボランティア団体の方々のお力を借りながら福島県や宮城県内の応急仮設住宅をまわり、手探りでアロマコラージュ療法による支援を行いました。関東豪雨の際は、発生5日後に栃木県内の避難所へ駆けつけ、香りを使った心理支援を行いました。

 

NPO法人設立 

大学の研究室を拠点に行ってきたボランティア活動の実績をもとに、開発者が2016年4月、NPO法人を設立しました。1年間、大学とNPO法人の仕事を兼職しましたが、両立は困難で、2017年3月に大学の職を辞し、NPO法人の仕事に専念。開発者が研究者として研究室を拠点に行っていた支援活動を、当NPO法人が支援事業として引き継ぎました。

 

栃木県高根沢町教育委員会の適応指導教室「ひよこの家」での支援活動は10年以上継続しています。真岡市の適応指導教室「もおかライブリー教室」など、栃木県内では複数の教室で支援活動を行ってきました。栃木県では自治体から依頼され、託児付の子育て講座も開催しています。

 

支援事業の展開

大学を拠点に行ってきた不登校支援、障がい児・者支援、子育て支援を継続しつつ、NPO法人設立後は、ひきこもり支援、緩和ケア、グリーフケア、発達障がい者支援、シングルマザーやDV被害者への支援など、対象が広がっています。アロマコラージュ療法の歴史は、支援活動とともにあります。

 

支援例

●悩みや問題を抱える方やご家族からご依頼を受け、アロマコラージュ療法、心理相談による心理支援を行っています。

●スクールカウンセラーからの紹介で、カウンセリングと並行して、またはその補助としてアロマコラージュ療法を行っています。

●支援団体からの紹介で、悩みや問題を抱える方へ心理支援を行っています(アロマコラージュ療法をメインとする心理療法、またはカウンセリングとアロマコラージュ療法)。

●支援者や支援団体から依頼を受けアセスメントを行っています。

●学校や介護施設などからの依頼で、教職員研修や介護スタッフ研修など、ケアする方のためのケアを行っています。

●当協会のセラピストが勤務する学校で教職員研修を行っています。

●連携する支援者・支援団体からの依頼でケースカンファレンスを実施し、アロマコラージュ療法をより効果的な支援に役立てていただいています。

●ケアする方へのケアの一環として、支援者に対するコンサルテーションを行っています。

●他機関の支援事業にアロマコラージュ療法が採用され、当協会より講師を派遣しています(令和元年度ひきこもり回復プログラム、令和3年度シングルマザーの居場所づくり事業など)。

 

支援の手順

ご本人やご家族からのご依頼で初回面接を行います。面接のなかで、ご本人やご家族の希望を取り入れながら、アロマコラージュ療法をメインに行う、カウンセリングの補助としてアロマコラージュ療法を活用するなどの支援方法、心理相談の頻度・料金など支援の枠組みを決めます。必要に応じて、連携している団体等を紹介させていただく場合もございます。他の支援者・支援機関からのご紹介でご相談いただく場合も、個人のお申込と同様の手順を踏みます。 

 

アロマコラージュ療法®による支援をご希望される個人様、団体様、どうぞお気軽にお問合せくださいませ。「リラックスしたい」「言葉にならない気持ちを作品で表現したい」「香りをとおして気軽にコミュニケーションをとりたい」といった目的でも大丈夫です。ご一緒できますのをこころより楽しみにしております。


不登校支援


◆適応指導教室訪問

2010年以降、当協会理事長が大学の職を辞する2017年3月まで、栃木県内の教育委員会と連携し、適応指導教室を訪問し、不登校の小中学生やスタッフを対象とするアロマコラージュ療法による心理支援、教室スタッフとのケースカンファレンス、コンサルテーションを行いました。現在、この活動は当協会が引き継ぎ、継続しています。

 

講師:福島明子・アロマボランティアチームK

 

不登校児童生徒に対して行っている支援が、日本健康心理学会の平成26年、平成27度研究部会として採択されました。

詳しくはこちら

◆不登校の児童生徒を大学に招待

2014年11月、2015年11月30日

勤務していた大学に適応指導教室の小中学生とスタッフを招待。キャンパスツアー、食堂体験、キャリア講座、仲間とプレゼントし合う「アロマコラージュforYou」など、大学生と触れ合いながらキャンパスで1日過ごしてもらうキャンパス体験を企画しました。

 

講師:福島明子・アロマボランティアチームK


◆研究室における個人セッション

スクールカウンセラーから紹介された不登校の中学校と保護者を対象に、大学の研究室においてアロマコラージュ療法を用いた心理支援を行いました。

 

講師:福島明子

 

◆協会 不登校支援サロン

2016年9月~現在

勤務していた栃木県宇都宮市内の大学で、不登校の小中高生&保護者向けサロンを開設。現在は当NPO法人にて継続中です。保護者からの心理相談に応じるほか、アロマコラージュ療法をご体験いただいています。アロマの香りとともにリラックスしたひとときをお過ごしいただき、外出のきっかけ、お子さん同士、ご家族同士の交流の機会を提供しています。親子で参加、お子さんだけで参加、保護者だけで参加、いずれも大丈夫です。

 

2017年5月~現在

・第3金曜13:00~16:00 

・協会利用会員対象

・参加費無料


◆適応指導教室の通級生

栃木県内の教育委員会が運営する適応指導教室を訪問し、不登校の小中学生にアロマコラージュ療法をご体験いただいています。2017年3月までは開発者個人の活動として行っていましたが、同年4月に協会を設立して以降は、当協会の支援事業として活動を継続しています。

 

講師:青野房子 鱒渕真希子 田崎暁子ほか

スーパーバイザー:福島明子

◆不登校の小中学生の保護者

2010年~現在

栃木県内の教育委員会が運営する適応指導教室を訪問し、不登校の小中学生の保護者に、アロマコラージュ療法をご体験いただいています。2017年3月までは開発者個人の活動として行っていましたが、同年4月からは当協会の支援事業として行っています。


◆養護教諭による小学校の相談室での支援

2019年12月28日(土)

栃木県鹿沼市立石川小学校の相談室にて、同小学校の養護教諭によるアロマコラージュ療法を用いた不登校児童生徒への心理支援を始めました。

 

講師:森澤佳代子/養護教諭・当協会セラピスト



障がい児・者支援


◆自閉症児親の会

2009年~

自閉症児親の会の例会に講師としてよばれ、アロマコラージュ療法による心理支援を行いました。

 

講師:福島明子、アロマボランティアチームK

◆特別支援学校

2015年12月8日

平成27年度の栃木県体験活動推進事業の一環として、栃木県立岡本特別支援学校においてアロマセラピーを用いた支援を行いました。

 

講師:福島明子


◆中学校の特別支援教室

2016年9月20日

栃木県矢板市立片岡中学校の特別支援教室にて、特別支援教室、および保健室登校の生徒さん、教師の方々にアロマコラージュ療法をご体験いただきました。

 

講師:福島明子 



教員研修


◆特別支援学校

2016年8月4日

栃木県立岡本特別支援学校にて、職員研修の講師を務めました。仕事から離れてリフレッシュする、創作に打ち込みながらご自身と向き合う、同僚への理解を深める機会としてご活用いただきました。

 

講師:福島明子

◆栃木県塩谷地区学校保健養護教諭部会研修会

全国でもめずらしい古民家を利用した適応指導教室「ひよこの家」。
全国でもめずらしい古民家を利用した適応指導教室「ひよこの家」。

2016年6月6日

養護教諭研修会にて、塩谷郡高根沢町教育委員会の適応指導教室「ひよこの家」で2010年以降、取り組んでいるアロマコラージュ療法をとおした不登校支援の実際、効果、今後の展開等について講演を行いました。本研修会をきっかけに、学校での支援を依頼されました。

 

講師:福島明子


茨城県高等学校教育研究会養護部古河地区研修

2017年7月27日(木)

茨城県高等学校教育研究会養護部古河地区研修会で講師を務めました。

第Ⅰ部 WS アロマコラージュ療法

第Ⅱ部 講演 アロマコラージュ療法をとおした不登校支援

 

第Ⅰ部でアロマコラージュ療法を体験していただいたあと、第Ⅱ部で学校現場等で行ってきた支援活動、研究によって明らかにされた心理的・社会的・身体的効果等について講演を行ないました。講演後、コラージュの見方などについて熱心に質問を受けました。先生方の求めに応じ、後日、学術誌に公表したアロマコラージュ療法の論文、コラージュ療法の文献リストをお送りしました。

 

講師:福島明子

アシスタント:鱒渕真希子、吉澤雅子

◆関東甲信越地区視覚障害教育研究会

2019年8月21日

茨城県立盲学校で開催された第68回関東甲信越地区視覚障害教育研究会の養護教諭分科会にて講師を務めました。

 

香りをとおして視覚障害児・者と晴眼者のコミュニケーションが促進され、自己理解・他者理解を深めることを目的とするプログラム「視覚障害児・者と晴眼者をつなぐ香りでコミュニケーション」を考案し、養護教諭の先生方にご体験いただきました。また教員自身へのメンタルケアとしてアロマコラージュ療法をご体験いただきました。

 

講師:福島明子


◆栃木県の学校でストレスケアの臨時教員研修

2020年4月中旬~下旬

栃木県内の小学校 相談室

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、また日本政府による緊急事態宣言発令を受け、全国各地の学校は休校→再開→休校とめまぐるしい対応を迫られています。

 

こうしたなか栃木県の学校で、校長先生の許可を得て、17名の教師を対象にストレスマネジメントを目的とする臨時研修が開催されました。協会のガイドラインに沿って、アルコール消毒や換気をしながら、マスク・使い捨て手袋着用のうえ、1~2名ずつ1週間以上かけてご体験いただきました。

 

仕事を忘れ集中できた方、制作中に思いを語りだす方、車の中や就寝時に香りでセルフケアする方など、この時期の研修は大変有意義であったという報告を受けました。

 

講師:森澤佳代子/養護教諭・アロマコラージュセラピスト

◆栃木県の学校でストレスケアの教職員研修

2021年7月21日(水)  午前・午後4グループ

栃木県内の小学校 地域コミュニティ室

 

前年に引き続き、1学期のストレス緩和、リフレッシュを目的に、夏季休業の初日に教職員研修を実施しました。夏季休業中であることから参加は任意としましたが、当日出勤の教職員13名全員が希望。9名リピーター、4名新規体験者。12名イベントコース、1名ミニ体験コースを希望されました。

 

「一般企業ではリモートワークを導入するところもありますが、学校は1学期フル稼働。新型コロナウイルス感染予防に務めながらの教育活動で、常に気が張り詰め、ストレスがとても高まっていました。1年前に研修を行い、参加した先生方がとても感動して喜んでくださいました。需要があると実感したので、今年度もタイミングをみて実施したいと思っていました。新しい学校長にご理解いただけ、感謝しています。昨年体験された先生全員が希望されたのには、正直びっくりしました。初めての先生にとっては未知の世界で、参加前は不安があったようでしたが、体験すると、感動し『酔いしれて』いらっしゃいました。実施して本当に良かったと安堵しています。ストレスフルな状況のなか、多忙な毎日を駆け抜けた教職員にとって、リフレッシュ、リラクゼーションできるメンタルヘルスケアの時間を設けることはとても大切なことであると改めて思いました」

 

講師:森澤佳代子/養護教諭・アロマコラージュセラピスト 



介護スタッフ研修


 

2020年7月15日(水)

栃木県宇都宮市

訪問介護ステーションおひさま さま

 

3月に「訪問介護スタッフの日々のストレスを軽減できれば」とご依頼をいただき、4月の研修を担当させていただくことになっていましたが、緊急事態宣言発令を受け延期。秋になると感染リスクが高まることが予想されることから、7月に最大限の感染防止対策を講じ、実施しました。

 

会話は最小限におさえ、静かに実施しましたが、退室の際、「癒されました」「気持ちが表現できました」「しっかり作れて大満足です」などお声かけいただきました。

 

講師:福島明子/開発者



被災地支援


◆東日本大震災 応急仮設住宅

2012年1~6月

栃木県のNPOとちぎボランティアネットワークなど、ボランティア団体と連携。福島県、宮城県の仮設住宅を訪問し、アロマコラージュ療法を用いたボランティア活動を行いました。詳しくはこちら

 

講師:福島明子

◆関東豪雨 避難所

2015年9月

関東東北で発生した豪雨の避難所を訪問し、ロビーにて香りを用いたボランティア活動を行いました。

 

講師:福島明子、アロマボランティアチームK



ひきこもり支援・就労支援


◆とちぎ県民協働推進月間協賛事業

アロマコラージュ療法 in ワカモノ・フェスタ

2016年12月4日~

栃木県宇都宮市で開催されている不登校やひきこもりの若者を応援するイベント、ワカモノ・フェスタでアロマコラージュ療法のワークショップを開催しています。

 

講師:菊池香織

◆NPO法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会

宮崎楠の会2019年度ひきこもり回復プログラム

2019年10月13日

ひきこもりの子を持つ親の会「宮崎県楠の会」に講師を務めました。2019年度ひきこもり回復プログラムの一つとしてアロマコラージュ療法を導入いただきました。保護者、当事者、支援者の皆さまが参加されました。

 

講師:福島明子


◆サポステ(若者サポートステーション)

2016年8月23日、12月22日

全国で展開する厚労省の委託事業・若者サポートステーションの一つ「みやざき県南若者サポートステーション」で、就活中の方、スタッフの方に、アロマコラージュ療法による心理支援を行いました。

 

講師:福島明子 



地域支援


◆とちぎ県民協働推進月間協賛事業

文化の日イベント 香りのアートセラピー体験

2016年11月3日

栃木県宇都宮市の作新学院大学にて、作新学院大学アロマボランティア・チームKと協同で一般の方々を対象とするワークショップを開催しました。

 

講師:青野房子・福島明子・アロマボランティアチームK

◆とちぎ県民協働推進月間協賛事業

香りとアートで癒しのひととき in 石川小学校

2019年12月1日(日)

栃木県鹿沼市立石川小学校と連携し、同小の養護教諭を務める本協会のセラピスト・森澤佳代子をリーダーとするチームで一般の方を対象とするストレスケアを目的とするワークショップを開催しました。県内から22名の方がご参加くださいました。

 

講師:森澤佳代子・霜鳥啓子・鱒渕真希子


◆家庭教育学級

2016年12月10日 

栃木県塩谷郡塩谷小学校の家庭教育学級にて保護者と教師にご体験いただきました。

 

講師:福島明子

アシスタント:青野房子



子育て支援


◆宇都宮市の託児付子育て講座

2009年~現在

アロマコラージュ療法は、栃木県宇都宮市の託児付子育て講座を担当した際に考案されました。その後も毎年のように宇都宮市の託児付子育て講座に採用されています。

●宇都宮市民大学

 2009年7月15日(開発日) 

●宇都宮市北生涯学習センター

 2013年7月6日

 2014年7月5日

 2015年7月4日

 2016年7月2日・11月26日 

●宇都宮市河内地区市民センター 

 2017年8月8日・12月5日 

 2018年8月7日

●宇都宮市横川地区市民センター

 2019年11月13日

 

講師:福島明子

◆奈良県の子育て支援団体

2020年1月21日(火)~2022年3月

奈良県橿原市のNPO法人子育て研究所tocotocoと連携し、子育て中の方、スタッフの方々への心理支援を行いました。

 

毎月第2・第4金曜日

講師:久保山智絵



女性支援


◆男女共同参画推進センター

2010年11月

宇都宮市の男女共同参画推進センターで女性を対象とするワークショップを開催しました。

◆シングルマザーや支援者への支援

2019年12月21日(土)2020年  2月22日(土)

秋田県大仙市の「だいせんシンブルマザーほっこりサロン」にて支援者などに体験していただいています。

 

講師:高橋範子


シングルマザー・DV被害者支援

2021年7月4日(日) 秋田県秋田市

DVや虐待被害者支援を行っている「びーらぶ秋田」の令和3年度シングルマザーの居場所づくり事業にアロマコラージュ療法が採用されました。第1回講師を務め、6名が参加されました。

 

講師:高橋範子



緩和ケア・グリーフケア


◆緩和ケア病棟

緩和ケア病棟のボランティア担当者が作ってくださった募集ちらし
緩和ケア病棟のボランティア担当者が作ってくださった募集ちらし

2017年8月30日、12月16日(土)

宮崎県都城市の三州病院緩和ケア病棟にて、患者様、付き添いのご家族、病棟・ボランティアスタッフ様などを対象にアロマコラージュ療法による心理支援を行いました。 

 

講師:福島明子

◆子どもを亡くした家族の会

2018年7月31日

栃木県獨協医科大学 地域共創看護教育センター

子どもをなくした家族のサポートグループ「つぼみの会」さまに招かれ、講師を務めました。

 

講師:福島明子

アシスタント:髙山由香利



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