NPO法人国際アロマコラージュ療法協会

栃木県宇都宮市 ☎050-5897-2957

 開発者プロフィールはこちら

開発者のメディア出演・紹介はこちら

アロマコラージュ療法は、心理学者によって開発されました。

大学においてアロマコラージュ療法の効果の検討を行っております。

平成23~25年度は、科学研究費補助金を受けて研究を行いました。

成果は学会、論文、学術書において発表しています。

 

これまでに実証・公表された効果は以下のとおりです。

●アロマコラージュ療法による気分や身体感覚のポジティブな変化

●アロマコラージュ療法による欲求充足

●アロマコラージュ療法を複数回実施することによる社会的スキルの向上

●フレグランスとコラージュ作品の関連

●フレグランス・コラージュ作品とパーソナリティの関連

●気分とフレグランス・コラージュ作品の関連

●作品と向き合うワークがシェアリングにおける語りに及ぼす効果

●アロマコラージュ療法で制作したフレグランスによる心理・社会・身体的効果(下記Topic参照)

 


Topic

2015年3月31日発行 公益社団法人日本アロマ環境協会『アロマテラピー学雑誌』第15号にアロマコラージュ療法研究が掲載されました。

 

「アロマコラージュ療法で制作したフレグランスによる心理・社会・身体的効果」『アロマテラピー学雑誌』15(1), 39-53 (2015)

 

アロマコラージュ療法(Aromacollagetherapy:ARCT)で制作したフレグランスによる芳香浴の効果を(ARCT群20名)、ラベンダー精油で芳香浴した群(L精油群22名)と比較しながら、アロマペンダントを用いて検証しました。

 


 


ARCT群特有の効果として下記が認められました。

・自作フレグランスで芳香浴することにより、気分が向上し、熟睡感が深まった。

・アロマペンダント装着により、充実感が高まり、混乱が低減した。

・作品制作を楽しんだ人、フレグランスに満足した人ほど高い効果が得られた。

 

L精油群との共通の効果として下記が認められました。

・芳香浴により、自尊感情、自己実現的態度、自己表明・対人的積極性が向上した。

・芳香浴により、社会的スキルが向上した。

・芳香浴により、不快な身体感覚が低減した。

・アロマペンダントと香りの相乗作用によりネガティブな気分が軽減した。

・芳香浴が特に有効に働くストレッサーがあることが示唆された。

 

●『アロマテラピー学雑誌』同号には、共同研究で行った研究も掲載されています。

 「片頭痛患者におけるアロマテラピーの効果」63-67頁

 「芳香浴環境下、自宅で実施する睡眠の質評価の試み」32-38頁

 

●公益社団法人日本アロマ環境協会のホームページに、上記3論文の要旨が掲載されています。→こちら


アロマコラージュ療法・アロマセラピーに関する論文

●アロマテラピーが自然に対するイメージ・意識、環境意識に及ぼす影響 

 アロマテラピー学雑誌、10, 1, 1-16,2010(共著)(レフリー付)

 

●精油を用いたアートセラピー「アロマコラージュ療法」の開発

 ――フレグランスおよびコラージュ作品の検討、 

 アロマテラピー学雑誌,11(1),25-40、2011(単著)(レフリー付)

 

●アロマコラージュ療法を複数回実施することによる作品および心理社会的変化,

 アロマテラピー学雑誌、12(1),50-65,2012(単著)(レフリー付)

 

●20種の精油の微生物に対する制菌効果,アロマテラピー学雑誌,21(1),66-78、2012(共著)

(レフリー付)

 

●アロマコラージュ療法で制作したフレグランスによる心理・社会・身体的効果,

 アロマテラピー学雑誌,15(1),39-53,2015(単著)(レフリー付)

 

●芳香浴環境下、自宅で実施する睡眠の質評価の試み-客観的評価(睡眠脳波),

 主観評価(POMS・VAS),アロマテラピー学雑誌,15(1),32-38,2015(共著)(レフリー付)

 

●片頭痛患者におけるアロマテラピーの効果,アロマテラピー学雑誌,15(1),63-67,

 2015(共著)(レフリー付)※機関誌『AEAJ』で紹介されました。詳しくはこちら


アロマコラージュ療法・アロマセラピーに関する学会発表

●精油の香りが瞑想における心身の変化に及ぼす効果 

 日本健康心理学会第23回大会発表論文集,19,2010(単著)

 

●アロマ・コラージュ療法の考案および効果の検討

 ――身体感覚、気分の変化、唾液アミラーゼの変化 

 第75回日本民族衛生学会総会講演集,118-119.2010(単著)

 

●アロマコラージュ療法による欲求充足 

 日本健康心理学会第24回大会発表論文集,127,2011(単著)

 

●片頭痛患者におけるにおいに関する研究 

 日本頭痛学会誌,38,262,2011(獨協医科大学研究チームとの共同研究)

 

●アロマコラージュ療法が自尊感情および社会的スキルに及ぼす効果 

 第75回日本民族衛生学会総会講演集,204-205,2011(単著) 

 

●アロマコラージュ療法の開発および効果の検討 

 日韓国際健康科学ワークショップ抄録集,17-19,2011(単著)

 

●アロマコラージュ療法における作品と気分の関連 

 日本健康心理学会第25回大会発表論文集,8,2012(単著)

 

●アロマコラージュ療法における作品と向き合うワークの効果

 日本健康心理学会第26回大会発表論文集,2013(単著)

 

●適応指導教室におけるアロマセラピーを用いた支援活動

 日本健康心理学会第27回大会発表論文集,145,2014(単著)


●アロマコラージュ療法で創作した作品鑑賞によるストレスへの効果

 日本健康心理学会第28回大会発表論文集,78,2015(単著)


●コラージュの見方・解釈に関する基礎的研究

 日本健康心理学会第28回大会発表論文集,80,2015(共著)


●アロマセラピーを用いた不登校児童生徒向け支援プログラムの開発

  シンポジウム「健康心理学の研究成果を活用した実践の展開」において報告

  日本健康心理学会第28回大会発表論文集,2015



著書

●感覚療法への招待 

 風間書房、東京、2012年5月31日(編著)

 

心理療法でも身体療法でもない感覚から心身へのアプローチ――。

感覚に独自の手法でアプローチする研究を、 

心理学、医学、公衆衛生学、自然療法、情報学、工学、舞踊教育学など

学問領域を超え一冊の本にまとめました。

 

どの感覚に?

どんな方法で?

その効果とは?

そしてこれからどこへ向かう?

 

さまざまな目的で、さまざまな人たちを対象に、

独自の手法で感覚にアプローチし、

独自の手法でその効果を明らかにし、

社会に役立てようとしているオリジナリティ溢れる研究を紹介。

感覚療法の提唱へとつながる、新たな学問領域、療法を切り拓く一冊。

 

ご注文はこちらからお願いいたします 

※学術書ですので、一般の方には多少難解な部分が含まれます。 

 

●高千穂夜神楽の健康心理学的研究――神と人のヘルスケア・システム 

 風間書房、東京、2003(単著)

 

●大師の懐を歩く――それぞれの遍路物語 

 風間書房、東京、2004(単著)

 

●祭りとヘルスケア 

 大橋英寿・細江達郎編著 社会心理学特論――発達・臨床との接点を求めて 

 日本放送出版協会、東京、2005(分担)

 


アロマコラージュ療法、アロマセラピー以外に関する研究

◆論文(一部)

●高千穂夜神楽伝承者を惹きつける神楽保存会の集団的魅力

 民俗芸能研究、30、16-49、2000(単著)

 

●高千穂夜神楽にみる抑うつと活動の変化

 ――ベック抑うつ尺度(BDI)と快適活動スケジュール(PES)

 民族衛生、66(5)、202-215、2000(単著)

 

●Underlying Psychological Benefits of the Festival, Takachiho-yokagura,Japanese Health

  Psychology, 8, 1-14, 2000(単著)

 

●歩き遍路のヘルスケア効果――健康心理学的観点からみた遍路の魅力

 保健の科学、46(7)、510-515(単著)

 

●遍路の意味空間と体験過程

 お茶の水女子大学人間文化創成科学論叢、9、399-409、2007(単著)

 

●当番町住民の意識にみる山あげ祭の変遷

 お茶の水女子大学人間文化創成科学論叢、10、284-296、2008(単著)

 

●茨城県における十五夜の習俗・月見ドロボーの実際と心理社会的意義

 子どもの文化、10、69-80、2008(単著)

 

●Gratitude and regret towards nature:

 Relationships to proenvironmental intent in university students from Japan,

 Social Behavior and Personality, 38(9),993-1008, 2010(共著) 

その他、論文多数。


◆アロマコラージュ療法、アロマセラピー以外の学会発表 多数(省略)


普及記事

●World Reportイギリス編Ⅱ-①イギリス最大の補完療法フォーラムcamexpo

 Aromatherapy Environment、56、42-43、社団法人日本アロマ環境協会、2010

 

●World Reportイギリス編Ⅱ-②現代ホスピス第一号St. Christopher’s Hospice

 Aromatherapy Environment・57・50-51社団法人日本アロマ環境協会、2010

 

●World Reportイギリス編Ⅱ-③ロンドンで出会った補完療法セラピスト

 Aromatherapy Environment、58、46-47、社団法人日本アロマ環境協会、2010

 

●World Reportイギリス編Ⅱ-④イギリスの補完療法

 Aromatherapy Environment・59・38-39、社団法人日本アロマ環境協会、2011

 

●日本の精油を訪ねる旅1 奈良県吉野町ヒノキ精油

 Aromatherapy Times日本語版、夏号、5-7、英国IFA(国際アロマセラピスト連盟)、2010

 

●日本の精油を訪ねる旅2 北海道滝上町ハッカ精油JM-23号

 Aromatherapy Times日本語版・冬号・5-7 英国IFA(国際アロマセラピスト連盟)、2011

その他


外部獲得資金

平成10年度

明治生命厚生事業団健康文化研究助成

「祭りと地域のクォリティ・オブ・ライフ」

 

個人研究 
平成11年度

猿田彦大神フォーラム未来の精神文化研究助成

「猿田彦大神がいざなう高千穂夜神楽の世界

――舞い手、神楽宿、見物人の視点をとおして」

個人研究
平成12年度

科学研究費補助金研究成果公開促進費

「高千穂夜神楽の健康心理学的研究

――神と人のヘルスケア・システム」

個人研究

平成16~18年度 

科学研究費補助金基盤研究C

「ライフストーリーを用いた四国遍路の変遷および

健康心理学的研究」

個人研究 

平成18~20年度

科学研究費補助金挑戦的萌芽研究

「自然に対する感謝感情の日本-タイ比較研究」

 

共同研究

分担

平成23~24年度

大学コンソーシアムとちぎ・大学を超えた共同研究支援事業

「メディカルハーブが片頭痛患者のリラクゼーションに

及ぼす効果」 

獨協医科大学との

共同研究

代表

平成24年度

公益社団法人日本アロマ環境協会研究助成金

「片頭痛患者に対するアロマテラピーの効果」

獨協医科大学

との共同研究

分担

平成23~25年度

科学研究費研究助成事業挑戦的萌芽研究

「香りを用いた芸術療法アロマコラージュ療法の開発および

効果の検討」 

個人研究  

平成26~27年度

日本健康心理学会研究集会等助成金

「不登校児童生徒に対する感覚的アプローチを用いた支援

研究部会」

共同研究

代表

平成27年度

大学コンソーシアムとちぎ・大学を超えた共同研究支援事業

「栃木産しょうがを用いた精油の製造、および心理学的・

医学的効果の検討」

獨協医科大学との

共同研究

関連:遠藤食品(株)

代表