アロマコラージュ療法では、参加者の作品をセラピストが分析・解釈するといったことはしません。
アロマコラージュ療法では参加者自身の自己治癒力と気づきを信じます。
それをサポートするのがワークとシェアリングです。
制作後、一人ひとりが作品と向き合うためのワークを行い、
仲間の前で自分の作品について語ります=シェアリング。
ワークやシェアリングで作品を味わうなかで気づきが深まっていくのです。
アロマコラージュ療法は1回だけでも楽しめますが、
続けることで作品やご自身の変化を実感していただけ、
セラピー効果がさらに高まります。
先日のワークショップでも、シェアリングのなかで
作品の変化について興味深い語りが聴かれました。
ご本人のご快諾が得られましたので、
あるリピーターの方の作品をご紹介いたします。
変化を愉しむ
昨年7月から今年1月まで、2カ月おきにアロマコラージュ療法をご体験くださった女性の作品です。
第1回 2012年7月
香水 「思い出の風景」
●作りたい香水のイメージ:愛と感謝
●グレープフルーツ、レモン、ベルガモット、
ゼラニウム、フランキンセンス、バニラ、ミモザ
コラージュ 「ワイルド&エレガント」
第2回 2012年9月
香水 「ビジョン」
マンダリン、レモングラス、ベルガモット、ティートリー、オレンジスィート
イランイラン、ゼラニウム、ローズウッド、ローズマリーベルベノン
フランキンセンス、シダーウッド、クロモジ、ヒノキ
コラージュ 「ゆるぎないわたし」
第3回 2012年11月
香水 「透明な輝き」
●作りたい香水のイメージ:リラックス、遊ぶ、楽しむ。光がキラキラ。
●マンダリン、オレンジ、レモングラス、ティートリー、
ゼラニウム、パルマローザ、ローズマリー、
イランイラン、ジュニパー、
パチュリ、オークモス、ベンゾイン、バニラ
コラージュ 「たましいの喜び」
第4回 2013年1月
香水 「フローレンス」
●作りたい香水のイメージ:風のような軽やかな流れに乗る。華やかに生きる。
●レモン、グレープフルーツ、オレンジ、
マンダリン、イランイラン、パルマローザ、
ゼラニウム、ローズオットー、
ミモザ、オークモス、ベンゾイン
コラージュ 「わたしを生きる」
第1回のテーマは愛と感謝。
香水もコラージュも、深呼吸したくなるナチュラルなテイストです。
第2回は一変。
すっきりとした香水に、強い意志を感じさせるような緊張感漂うコラージュ。
第3回はさらに一変。
すっきりとしたなかにも甘さのある香水。
肩の力がすっかり抜けたようなコラージュ。
そして第4回。
フローラル系の香水。
思い思いの表情を浮かべる3人の女性など人物が印象的なコラージュ。
切り抜きは左右、特に右側に大きくはみ出しています。
ご本人の感想です。
「4回目にして自分の願望がますますはっきりしてきました。
回を重ねるごとに生き生きとしてくるのがわかります」