色彩照明療法

拙著 『感覚療法への招待』 でご紹介した色彩照明療法を大学院の授業で模擬体験しました。

色彩照明療法は、クライエントが心地よいと感じる色のついた照明を照射する療法。

東京電機大学の先生が学生相談室で行っていらっしゃいます。

 

本当の色彩照明療法ではLEDライトを使って色を作るそうですが、

手持ちのライトを持ち寄って、セロファンをかぶせて色を作りました。

色彩照明もどき ですね。

 

 

教室にテントを張り、暗幕をかけました。
教室にテントを張り、暗幕をかけました。
セロファン準備中。
セロファン準備中。

 

 

ではスタート♪

ブルー。
ブルー。
赤。強烈。学生たちから声があがりました。大丈夫な人、耐えられない人に分かれましたよ。
赤。強烈。学生たちから声があがりました。大丈夫な人、耐えられない人に分かれましたよ。
ピンクのセロファンに変えたとたん、「わーっ」と声があがりました。
ピンクのセロファンに変えたとたん、「わーっ」と声があがりました。
黄色。とにかく明るい。
黄色。とにかく明るい。
緑。研究によると自律神経系への負担が少ないそうですが、緑の光色を浴びてみて納得しました。
緑。研究によると自律神経系への負担が少ないそうですが、緑の光色を浴びてみて納得しました。
ピンク照射中。お肌がピンクに染まっています。若返りそう♪
ピンク照射中。お肌がピンクに染まっています。若返りそう♪

 

 

すーっと落ち着いた気分になるブルー。

まわりを明るく照らす黄色。

最も強烈だった赤。

穏やかな緑。

ふわふわしているかと思いきや、意外なほどにパワーのあるピンク。

全身で色を浴びてみて、改めて各色のもつ個性を体感しました。

 

色彩照明療法の研究によると、気分にポジティブな効果があるだけでなく、

悩みに対する見方、周囲の景色の見え方が変わるなど、

認知的変化も引き起こされるそう。

 

「ちゃんとした色彩照明を受けてみたい」と学生たち。

同感です。    

コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    Aspen (金曜日, 23 11月 2012 23:17)

    こんばんは。はじめてコメントさせて頂きます。

    色彩照明療法・・・好きな色の光を浴びる・・・そんなこと考えもしませんでした。
    でも、洋服でも好きな色の洋服を着ると、とてもよい気分になりますが、そんな感じなのでしょうか・・・。
    それで悩んでいることをよい方向に考えられるなら・・・最高ですね。
    すごくやってみたい!!です。

  • #2

    Aromacollage (土曜日, 24 11月 2012 08:22)

    Aspenさま、こんにちは。はじめまして。
    コメントありがとうございます(*^^*)

    色を全身に照射する。斬新ですよね。確かに洋服も色を全身にまとっていると考えることができますよね。色彩照明療法では、色を光として見る強烈さと、肌で浴びている感じを味わいました。わたしも、気分を変えたいとき、ものごとにとらわれてしまったときに光色を浴びられる部屋があったらなあと思いました。